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2009.04.11(Sat)

映画『鑑識・米沢守の事件簿』感想

【好き勝手に書くあらすじ】
『東京ビッグシティマラソン』を狙ったテロ事件を捜査中、警視庁鑑識課の米沢 守は、かつて8年前に別れた、というより逃げられた女房、知子の姿を参加者たちの中に見つける。
彼女の住所などを突き止めるものの、会う決心はつかぬまま、彼女の住むアパートの前で引き返してしまう。
翌日、彼女は遺体となって発見される。しかし米沢の妻であった“知子”にあるはずのほくろがないことから、どうやら彼女は天文学的確率の他人の空似と判明する。
そんな彼女の死因は青酸中毒、現場には遺書と思しき紙切れも。自殺かと思われたが、何と彼女の元夫である刑事、相原が米沢を訪ねてくる。
元夫である彼に、知子は「会って相談したいことがある」と話していたのだ。
本当にこれは自殺なのか。不審に思った相原は、捜査から外されているにも関わらず、単独で調べ始める。
猪突猛進な相原に振り回され、半ば巻き込まれるような形で、米沢は事件の捜査を始める。
これがまさか、組織の闇を暴くような大きな事件になるとも知らずに……




【ネタバレはない感想】
面白かった! 予想以上でした。ずっとニヤニヤしながら見ていてゴメンなさい気持ち悪いヤツで。
あえて原作は読まないまま見たんだけど、これがなかなかどうして良質な『スピンオフ』でした。
主役の米沢さんをはじめ、みんなキャラが立っていてよかったです。
特に扱いの難しいであろうラムネ・右京・美和子がそれぞれいい味出してました。

あと、米沢さんの相棒・相原さん。薫ちゃん以上のバカさと行動力、陣川並の思い込みの激しさと常識の無さという、ある種どうしようもない子すぎて。
米沢さんのキャラ的に、積極的に捜査するってのは無理やりがすぎるので、これぐらい押しの強い猪突猛進バカじゃないとダメだったでしょうな。そういう意味では大正解かつ理想的なキャラだったのでは。それでも、米沢さんが巻き込まれていく過程の不自然さがゼロじゃなかったのは、仕方ないかなー。
米沢さんを相原が引っ張り、突っ込みがちな相原を米沢さんがフォローする。そういう、初期の右京&薫コンビを髣髴とさせる凸凹っぷり、『2人で1人前』な感じがほほえましく、また熱くてよかったです。

事件自体はデカいけど地味で、「2時間ドラマで十分じゃない?」って声もあるけど、2時間ドラマ枠だと米沢さんのカッコいいシーンとか米沢さん・愛の妄想劇場とかがちょっとしょっぱくなりすぎそうな気がするので、これはこれでいいのでは。
真相は「え、そっち!?」が感想。落としどころとしては、コレが妥当かなぁ。

ただし、完全に、ではないけれど、やっぱ『スピンオフ』なのでファン向けなのは間違いない。
それでもいいよ!or『相棒』ってドラマに興味があるから、そのとっかかりに……なんて時に、あくまで肩の力を抜いて気楽に見るのが正解だと思います。



以下はネタバレありの感想ー。




【ついき】

◆米沢さんの存在が最早チートな件
優秀な鑑識でPCの消去されたデータ復旧はお手の物、ギターが弾けて若者にも慕われ、近所の子どもにも「ゲームの決着つけようぜ!」と誘われる。ついでに伊丹を宥めすかして脅して情報ゲットした上、原付バイクにも乗れちゃって、結果としてはタナボタみたいなもんだけど犯人逮捕。
こんな優秀な人材が眠る鑑識すごいよ鑑識。
何より、あの触れなくとも切りつけてくるナイフみたいな相原のフォローが的確で、米沢さんはフォローする能力に長けていることが判明。何か意外でした。米沢さんも、どっちかといえば空気読めない系かと思ってたので(失礼)。
まぁ、一時的にとはいえ、あんな美人な嫁さんを貰ってる時点で、勝ち組だよなぁ……


◆そんな米沢さんによる、愛の妄想劇場
という名の、独身男性の寂しい実態。
家に帰るとご飯を作ってくれるという元妻→それは妄想→冷蔵庫からピザを取り出す→食べるのかと思いきや、最早食べられない状態なので捨てる

(´;ω;`)ぶわわっ

ほかにも色々と、米沢さんの妄想とも過去ともつかない“知子”の幻影がちらほら。
そしてエンドロールでは、観客から知子・脳内嫁説が出るほどに幸せそうな米沢さんと“知子”の愛の妄想劇場が。


◆対する相原のダメな子っぷりにアンバサ噴いた
アンバサって川原さんの好物なんだって。映画館に売ってたから飲んじゃったよ。懐かしかった。
それはともかく、その真っすぐ&無意識に失礼な猪突猛進バカぶりに、イラっとくる人も頷ける。私もこんな人が周りにいたら疲れそうで嫌だ。
奥さんが別れを切り出したのも、仕事人間だから、ではなくこんな性格だからなんじゃ……と思わないでもない。
で、その目だし帽はどこで買ったの。


◆活躍するレギュラー陣
特に伊丹・大河内・美和子&たまきの貢献度が高くて、それぞれのキャラのファンとしては嬉しい限りです。
伊丹が相変わらずのコワモテでなかなかのツンデレっぷりを発揮したり、「天下れる身分じゃない」と芹沢にツッコまれたり。
迷う米沢に、意図的ではないとはいえたまきと美和子が決意をさせるキッカケを与えたり。
何より、ここのところいいとこなしのラムネこと大河内さん、ひそかに活躍してましたね。
にしても「今度ピザ奢ってください」って、まさか米沢さんの貞操の危機だったりしないよね
部長&参事官も、本気でちょい役だった旧特命コンビもいい味出してました。
サブキャラがイキイキしてると、嬉しい限りです。


◆染五郎馴染みすぎ
ハマり役というより、自然に画面に溶け込んでてビックリしました。
伊武さんは……微妙……
映画館のスクリーンで大写しにされる片桐はいりの顔と怒りは、すごいチャレンジ精神だと思う。はいり、すごいハマり役だったんだけど台詞が聞き取り辛かった……


◆お前かよ!
とツッコみたくなった片桐はいりの落ちるシーン。
「えー」と思わないでもなかったけど、米沢さんは右京さんみたいな名探偵じゃないし、相原の直情型捜査と米沢さんの「物証が全て」というポリシーに関して、落とし所が棚ぼたぐらいしかないよな、という感じ。ミステリーとしてはベタなオチだし。
事件の構造的と意外な犯人は、同じ脚本家だからかシーズン4の『最後の着信』によく似ている気がする。


◆私書箱センターに川原アニキ
声は潰し気味でしたが、割にわかりやすかったです。
しかし、女の私より、腕が細くて綺麗とか……羨ましい(´・ω・`)


◆オチはハッピーエンドってことでいいのかな?
まぁ、人が死んでるのにハッピーも何もないんですけど。後味は悪くなくてよかった。
知子が復縁を望んでたってのはご都合主義だ、って意見もありますけど、まぁアレはアレでいいんでないかと。私がそこまで相原嫌いじゃないのもあると思うけど。
そして特命係にて。
いつもの組織犯罪対策5課トリオが部屋を覗き込む中、薫ちゃんいわく美和子が今回の事件を記事にすると張り切っている、とのこと。これもまた、何気なく嬉しいエピソード。
そして、部長に特命係に送るぞと脅されたと笑う米沢さんに、右京さんが「で、どうします?」と問い掛けた際の答え。

「いやぁ、やはり特命係は、杉下警部と亀山さんの相棒であってこそですよ」(うろ覚え)

(´;ω;`)ぶわわわわっ

米沢さん、よく言ってくれた。

そして米沢さん◆愛の妄想劇場のエンドロール後、余韻クラッシャーの7.5が。
いくらなんでもそれはないだろ、それは。


◆7.5
いや、何てこたない番宣なんですけど。不評のおかげか、身構えて見たのでそこまでじゃなかったんだけど。
何より、亀山の名札のあるべきところに、神戸の名札がかけられた冒頭で泣きたくなった。
おま、ついさっき(劇中じゃ半年程経ってるけどさ)言われた米沢さんの台詞、忘れたのかよぉぉぉぉぉ!
7.5を急にくっつけた感ありありで萎えた。
で、事件に向かう2人が並んだところを見て、ああ、やっぱり私は右京さんと薫ちゃんのコンビが大好きなんだなぁと再確認。見栄えもよかったし。
ゴメン、やっぱり特命係は杉下右京と亀山薫じゃなきゃ……(´・ω・`)



◆総評
よくも悪くも『ファン向け』で、細かく見ていくとツッコミ所も多数あるけど……
本編の新旧特命コンビやらとはまた違う、地味で凸凹でダメ男(笑)だけどなんだかんだで協力しあう、『米沢・相原による相棒』の物語がしっかりしているので面白いです。
お気に入りのシーンは、ビル潜入前、車に乗り込む時シートベルトを締める間。アレが2人の微妙な関係を現していて好き。
小ネタも盛り沢山、なので肩の力を抜いて気楽に見るのがオススメ。



◆個人的名言集(うろ覚え)
芹沢「そもそも一介の巡査部長のセンパイは、天下れる身分じゃないですよ


部長お前は頭のおかしい刑事に巻き込まれやすい


角田課長「ここってコーヒー的なモノないの?(中略)……つまんない職場!


たまき「信じてますから」


米沢「私は無意識の内に、特命係のお2人を頼ろうとしてました……でも、それじゃいけません。コレは、私のヤマなんですから


大河内「今度ピザ奢ってください」


相原「本部に行きたくなりました。今度は自分の為に……米沢さんと捜査がしてみたい」
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